建設業の人手不足が一段と深刻化している。業界関係者の誰に取材しても「人が足りない」との声ばかり。
現場の技術者・技能労働者を確保できなければ、当然、工事に着手できない。
それを端的に表しているデータが建築着工床面積だ。
建設投資額は資材価格の高騰や労務費の上昇によって変動し、ここ4年間は拡大傾向にある。
しかし、2023年度の建築着工床面積は前期比8.8%減の1万0831ha(ヘクタール)と、ちょうど60年前、最初の東京オリンピックが開催された1964年の水準まで落ち込んだ。
これだけ建築の工事量は減っているのに人手不足は解消されていない。
この先、建築着工床面積が1万haを割り込んで減り続ければ、いずれ人手不足も解消するかもしれない。
しかし、それでは老朽化した建物や橋梁などインフラを更新できなくなり、日本経済の基盤を維持できなくなる。
そのために必要な施工能力を保持するには一定の人材確保が不可欠だ。
建設業で若者が職人になりたがらない根本原因
https://toyokeizai.net/articles/-/828645?display=b
引用元: ・【悲報】若者の建設業離れ 一体何故なのか… [323057825]
「いま、最も足りていないのは造作大工(内装工)だ。これまでは期末の3月、9月に工事が集中していたが、今年度からは工事量の平準化を本格的に進めている」
賃貸住宅建設最大手の大東建託が7月27日に東京ビッグサイトで開催した技能競技大会「匠マイスター技能選手権」の会場で、同社の工事発注担当者から人手不足の実情を聞いた。
同大会には、関東地区の協力会社で技能の高い職人たち約50人が出場し、仮設で作った賃貸住宅のモックアップに断熱材を入れ、
石膏ボードを張るなどの内装工事を行う大工と、配線とコンセントの設置などの電気工事を行う電工、水道の配管工事を行う設備工の3人がチームを組んで技能を競う。
休み時間などに手あたり次第に参加者に新規職人の採用状況を尋ねて回ったが、「いまどき職人になろうなんて若者はいないよ」との声ばかりだった。
初心者です
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